持株会制度とは・・・
「従業員が自社株を取得する行為に対して、会社が一定の補助を出すことで奨励する制度。給与控除のケースが多く、従業員の財産形成の一助ともされている」
しかし、つみたてNISAや株式投資を続ける中で、持株会のデメリットがあまりに大きすぎることを嫌い、解約する判断に至りました。その理由を本日はお話したいと思います。
●持株会に加入したきっかけ
今の勤務先に入社した際に加入しました。
メリットに感じたポイントとしては
・会社から5%程度の奨励金が上乗せされること(企業様によって異なります)
・給与から控除されて毎月一定額を積み立てられること(所謂ドルコスト平均法)
・その為、単元未満株(S株)の購入であること(ネオモバイル証券でも買えますが)
特に奨励金の部分が大きく、迷わず判断したことを覚えています。
●5年間継続して気づいたら持株会のデメリット
少額ながら5年間も継続した持株会でしたが、下記3点などのデメリットから解約させて頂きました。
デメリット1:投資先が1つの企業
日常的な投資戦略で「特定セクター・企業に資金投入を偏らせることで暴落のダメージをモロに受けてしまう」ことを嫌い分散投資している訳ですが、勤務先の株式を少なくない量で保有することが『リスク』でないはずがありません。
デメリット2:勤務先から給料を頂いている以上、共倒れになるリスクがある
勤務先から頂いているお給料から投資を行っている訳ですが、万が一(あまり考えられませんが)勤務先の業績が悪化した場合、1.株式下落 2.給与カット? など、ダブルパンチになることが十分想定でき、いずれかを他セクターに振り分けることでリスクヘッジを考えたくなりますね。
デメリット3:自由に売却することができない
持株会を解約する場合、(私の場合は)確か15日までに申請をすることで翌々月第一営業日に売却されるという流れで解約することが出来ました。
通常はリアルタイムで利益確定ができる訳ですが・・・持株会では例えば5月3日(月)に申請した場合は7月1日(木)の株価で売却されることとなります。
1~2か月先の株価なんて、どうなるかわかりません。
また一部の利益確定をすることも不可であり、自由に売買できないことの足かせが最も大きいデメリットに感じます。
●持株会を解約して得た売却益は
勿論、大好きな楽天・全米インデックスファンド(VTI)に全投入です(笑)
損益通算としては-0.03%ぐらいで、ほぼトントンだった訳ですが、リスクを取ってリターンを得る考えからすると失敗であったと思います。